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2026.09.14 (月)
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わたしとナルトシザー | Fossette 吉竹 亜梨沙 さま / 山中 涼 さま
兵庫県三木市、緑ヶ丘駅から徒歩5分のサンロード商店街に店を構える美容室『Fossette(フォセット)』。一歩足を踏み入れると、落ち着いたお洒落な空間と、一人ひとりのお客様に寄り添う温かい雰囲気が出迎えてくれます。
オーナーの吉竹さまと、スタッフの山中さまは、かつて同じサロンで共に技術を磨いた先輩・後輩という間柄。そんなお二人のシザーケースの中には、まるで示し合わせたかのように、ほぼ同じナルトシザーのハサミが大切に収められています。道具へのこだわりから、お互いへのリスペクトまで、息ぴったりのお二人に話を伺いました。
◼️ お二人のご愛用シザーズ一覧
■ 偶然の一致:同じ道具を選んだ二人のストーリー
ーー ご愛用シザーがほぼ同じ機種でそろっていますね!ナルトシザーを選ばれたきっかけを教えてください。
吉竹: 小学校の頃からずっと髪を切ってもらっていた憧れの美容師さんがいて、その方がナルトシザーを使っていたんです。だから美容師になったら「絶対にナルトシザーのハサミを使う!」って子供の頃から決めていました。最初の2丁は、スタイリストになったお祝いに、両親に買ってもらったんです。「一生大事にしよう」って心から思いましたね。
吉竹さま最初の2丁
ーー 素敵なお話ですね!一方の山中さんは、そんな吉竹さんに憧れてナルトシザーに?
吉竹: そういうことにしといてください(笑)。
山中: やらせやん(笑)。でも、先輩が使っていたので「買うなら、ずっと使える良いハサミが欲しい」と決めていました。ディーラーさんに相談したら「じゃあナルトシザーじゃないの」って言われて、他は選択肢になかったですね。
ーー まったく同じ機種になったのは、偶然だったのですか?
山中: そうなんです。すべてナルトシザーの越智さん(担当者)にオススメしてもらった中から選んだのですが、後から見たら吉竹さんと一緒で(笑)。当時は同じお店で、20代〜30代の女性という共通の客層を担当していたので、用途や求めるものが自然と同じだったのかもしれません。
■ カットシザーズこだわりの使い分け
ーー カットシザーズはどのように使い分けていらっしゃいますか?
吉竹: 私は『マチックラインCL』が切りやすすぎて、同じのをもう一丁買い足したほどお気に入りなんです。今は切れ味が少し落ち着いた方をドライカット用、研ぎたてで鋭い方をウェットカット用にして、交代で使い分けています。1丁しかなかった頃は、それ一丁でオールマイティーに全部こなしていました。今は『ロジック唐草』もあるので、研ぎに出した時でも困ることはなくなりましたね。
吉竹さまのハサミたち
山中: 僕も、最初に買った『マチックラインCL』を今はウェット用として使っています。基本、女性のスタイルチェンジをする時はウェットで切るので。逆に、スタイルチェンジをしない女性のメンテナンスや、メンズカットには、『ゴシック唐草』をウェット・ドライ、どちらにもオールマイティーに使っています。
山中さまのハサミたち
── お二人とも、切れ味が少し落ち着いてきたらドライ用、研ぎたてはウェット用というサイクルで上手く使い分けていらっしゃるのですね。ところで、吉竹さんのハンドルには「垂れハンドル加工」が施されていますが、実際の使い心地はいかがですか?
吉竹: 持ちやすいです!指を入れたり出したりがしやすくて、しっかりと開閉できるので。この2丁に同じ加工をお願いしました。
カスタマイズした2丁
■ 父親の推しで決まった!?存在感を放つ「唐草ハンドル」
ーー 唐草デザインのハサミは、山中さんが先に購入されていますよね。
山中: ちょうど最初の『マチックラインCL』を研ぎに出すタイミングでハサミが必要になって。その時に、吉竹さんのお父さんに唐草デザインのハサミを「買いなっ」って言われたんですよ(笑)。
吉竹: そうそう!(大笑) 私が最初にハサミを選んでいた時も、父が唐草ハンドルにめちゃくちゃ食いついていて。その時は私、「普通のがいい!」って断ったんですけど(笑)。
山中: お父さんが「俺はこれがいい」って言うからこれにしました(笑)。でも、純粋に見た目が最高にカッコいいですし、切るのが楽しい。今では一番の愛用ハサミです。使っていると自己肯定感が上がりますし、お客様にも「そんなハサミあるんだ、カッコいい!」って言ってもらえるので、会話が弾みますね。
山中さまのゴシック唐草
ーー 吉竹さんも、その後唐草デザイン(ロジック唐草)を購入されました。
吉竹: 元々はシンプルでシュッとしたハサミが好きだったんですけど、だんだん「唐草欲しいな……」と思えてきて。山中さんに先に行かれちゃったので、被るなとは思ったんですけど(笑)。やっぱり欲しくて、私の手の大きさに合わせた6インチの『ロジック唐草』を買いました。
吉竹さまのロジック唐草
■ 跡が残らない安心感。同じ道具だからこそ高め合える技術
ーー セニングシザーズの使い分けはどうされていますか?
山中: 基本は梳き率ですね。しっかり毛量を取りたいときは、梳き率が高い『三梳きトラントS26』でおおまかに取って、細かい顔まわりなどの微調整は、梳き率が低い『二梳きラムネS31』を使います。
吉竹: 実は、私は最初、低い方の『二梳きラムネS31』をメインにして切っていたんですよ。だけど、メンズカットが多い山中さんが『三梳きトラントS26』をよく使っていて、いろいろ話を聞くうちに「確かに、な」と思って(笑)。それから同じような使い方になりました。
山中: 同じハサミを使っているからこそ、「あ、こっちの方がいいんじゃない?」って、情報交換ができるんです。
ーー ナルトシザーだからこそ出せる「違い」はありますか?
山中: セニングは「やっぱり違うな」ってめちゃくちゃ思います。一般的なハサミだと「ここで2回ハサミを入れたな」という跡が分かりやすいんですけど、ナルトシザーはバンバンといっても、「ここでハサミこういれたな」ってのが、綺麗にぼけてくれるんですよね。
吉竹: それはめちゃくちゃあります!だから私、山中さんがフリーのお客様をカットした後に自分が入るようなことがあっても、まったく困らないんです。他でカットされた新規のお客様で「あ、これは修正が大変やぞ……」ってなることは結構あるんですけど(笑)、山中さんの後はそれがない。跡が残らない安心感があるから、しっかり毛量を梳いてほしいというお客様でも、ある程度攻められますね。
お二人のハサミ
ーー これだけ同じハサミがそろっていると、「ハサミが入れ替わっちゃった!」みたいな事件は起きませんか?
吉竹: ないです(笑)。絶対にない!絶対にないです!
山中: たぶん、触って切った感覚ですぐに気づくと思いますよ。
吉竹: 第一、お互いに触らせないっていうのはあります(笑)。
山中: (笑)。まあ、それぞれ自分のシザーケースに入れているので、そうそう入れ替わるってことはないですね。
吉竹: たとえ出して写真を撮ったとしても、私は自分のしか片付けないです。怖いんで(笑)。人のハサミは触らない。「あ、片付けてください!」って言います(笑)。
■ 「来る?」「行きます!」即答で決まった、二人の新たなスタート
ーー 2022年9月に『Fossette』をオープン。大きなターニングポイントですね。
吉竹: 私は昔から「自分のお店を持ちたい」という思いが一番にありました。だからオープンが決まった時は楽しみでしかなくて。前のサロンを辞める時に、山中さんに「お店するけど、来る?」って聞いたら、「あ、行きます!」って言われたので、「オッケー!」となりました(笑)。
ーー 早い(笑)!山中さんはなぜ即答されたのですか?
山中: 前の職場では後輩たちの指導に全力で取り組んでいたのですが、ちょうど自分自身も新しいステージで挑戦してみたいと考えているタイミングだったんです。そんな時に吉竹さんから声をかけてもらって、自分の可能性を試すチャンスだと感じたので、その場で「行きます!」と即答しました。
ーー 今のサロンの「こだわり」をお聞かせください。
吉竹: 年齢と共に、髪の悩みって変わってくるじゃないですか。そこに寄り添えるお店でありたいなと思っています。大切な髪を生涯キレイに保てるよう、ダメージレスな施術や薬剤にこだわっていて、「良いものがあったら、とりあえず全部取り入れよう!」と思っています。
山中: 僕的には、お客様と近い距離感で接したくて。以前のサロンは大所帯だったので「アシスタントに、あと頼むわ」と、接する時間が短かったんです。今は、お客様に「喋りに来たついでに髪の毛キレイになったわ」って言ってもらえるような、温かい距離感でいたいですね。
■ 異なる強みを持つ二人、互いへの想いとナルトシザーへの想い
ーー お互いにリスペクトしているところを教えてください。
吉竹: 山中さんは周りを本当によく見ていますね。私は目の前のお客様に集中するとグッと視野が狭くなりがちなので……。山中さんの方が大変だと思いますが、いつもすごく助けられています。
山中: もう少し周りを見てもらって……(大笑)。まあでも、逆にそれを言い換えると、吉竹さん自身の強みですよね。目の前のお客様に対して、最後までしっかりと、どれだけ時間が押しても、待たせることがあっても、綺麗にちゃんと仕上げる。やりたいことを全部やりきってから帰っていただいている。そこが、やっぱりすごいなと思います。
ーー 最後に、ナルトシザーへメッセージをお願いします。
お二人: 美容師にとってハサミは命なので、これからもみんなが憧れるナルトシザーでいてほしいです。一生使っていくものなので、大切に大切に使わせていただきます。
ーー ありがとうございました!
Fossette【フォセット】
兵庫県三木市緑が丘町東1-1-31
https://www.instagram.com/_____fossette/
