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10年前、国家試験に挑むなか想像したのは、大きなガラス張りのバーバーショップ。

「場所はやっぱここなんかな^ ^、
　今まで誰も見たことのないようなサロン創る！！
　おどろかせるぞ～将来妄想してたら楽しみ♡」

キラキラした気持ちが、Facebookに残っていました。

通りすがりの常連さんがガラス越しに楽しく挨拶してくれる、ここはかつて想像した未来を実現したお店。
大好きな地元で夢を叶えた『STAG CLUB』のオーナー鍵田さまに、お話を聞かせていただきました。

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■理容師を目指したきっかけから教えてください。

進路指導の先生の一言です。
高校生の頃、自分の髪を自分で切ってたんです。


■それはすごいですね。

そしたら部活の友達からも「切ってほしい」って言われるようになって、顧問の先生に理科室を借りてカットしてあげるようになったんです。
みんなに褒めてもらえて、喜んでもらえることが嬉しくって。
その頃は「この髪はいらないな..」とか感覚でしか切っていなかったんですけどね。
そうしたら高校3年のとき先生に「それを仕事にできたらいいね」と言ってもらえたんです。
それがきっかけで目指し始めました。18歳の時です。

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■ちょうど、こちらのお客さまもご友人！切られ心地はいかがでしょう？

はい、中学からの友人です。
正直、カットされているって思ったことないですね。笑
それくらい違和感なく切ってもらってますね。


■そうして理容師になられた鍵田さま。
　ナルトシザーとの出会いを聞かせてください。

デビュー前に、尊敬するサロンオーナーから「ハサミはやっぱりナルトシザーがいいよ」って勧められたんです。
実は試し切りもしないで買ったんですよ。「高いからには何かあるんだろう！」と思って。笑
ハサミのためにお金を貯めていましたしね。
いきなりナルトシザーでよかったと本当に感じています。


■お持ちのハサミについて聞かせてください。

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『マチックライン』*6.3inch
デビューからずっと僕を支えてくれたハサミ。僕の原点です。
ベースカット、チョップ、刈り上げなど色んな用途で使ってきました。
とにかくパワーがあって、髪の毛を逃がさない。
ウェット用に刃を鋭くつけてもらっているので、髪の毛が逃げないんです。

『三梳きトラントS26』*カット率約25～30％
これもデビューからずっと一緒。
櫛目が細かいのに、スルッと抜ける。
質感調整、毛量調整、刈り上げのぼかしにも使えて最高です。
職人技を感じるすごいセニングです。

『ボンドヴィスタBVⅠ』*5.3inch
チョップカットに使おうと思って買ったミニシザーなんですが、今は贅沢にお客様の眉カットに使っています。
切れがいいので、綺麗に仕上がるんですよ。

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『バルチック唐草GP』*6.8inch　
自分のサロンのオープン、第2ステージの幕開けに合わせて購入しました。
刃が長いので、仕事が速い。
今はこれをメインシザーとしてベースカット、チョップ、刈り上げ、細かいことまでやっています。
ロングシザーズが好きなんです。


■ナルトシザーの使用感はどうでしょう？

カットシザーズは、とにかく切れ味が良い。カット後の髪の毛が瑞々しくなるんです。
スタイルのもちもいいですね。
自分の手を切ってしまったことがあるんですけど、切れていることに気づかないくらいキレイに切れていて、治りも早かったですよ。笑

実は特にセニングが好きなんです。スムーズで、引っ掛かりが全くないから。
それに、すごく長く切れる。まだ工場修理には1回しか出したことがないんです。
自分でのメンテナンスもすごく楽です。

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■これまでの理容師人生で、最も心に残っていることは？


20歳で余命宣告を受けられたお客さまから、結婚式前の大切なタイミングでカットをお願いされたんです。治療で髪が抜けてしまって、綺麗なウィッグをつけていらっしゃったんですが、そのウイッグをカットしてほしいと。
それまで、ちゃんと人の役に立てているか正直分からなかったんですけど、
「お客さまの人生の大事にたずさわり、ちゃんと役に立てた」と実感した、初めての仕事でしたね。

お客さまにとって大切なのは、髪の毛を切ったその後の人生です。
髪の毛で自信が持てたり、人生が変わることもあります。
これからも、お客さまの人生に寄り添える理容師になりたいと思っています。

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